あなたをとおして

 「 私が植えて、アポロが水を注ぎました。

しかし、成長させたのは神です。

ですから、大切なのは、植える者でも水を注ぐ者でもなく、

成長させてくださる神です。」

コリント人への手紙 第一 3章6~7節


今日のみ言葉は、主イエスが神の御子と信じずにクリスチャンを迫害し、復活した主イエスに出会って真実を知り、数々の外国の教会を開拓したパウロが書いたコリント教会への手紙です。
教会の中で、リーダ―のアポロ派、パウロ派のような風潮が出ていることに、パウロが神の真理を告げます。

私達は自分の人生をこの世界で善き働きに捧げたい、少しでも苦しんでいる人が幸せになれるよう支えたい、と願います。
けれども、世界でそれぞれ価値観や正義が違うように、私達の視点、物事の捉え方は、完全な世界の平和を実現することが出来ません。
主イエスは私達が完全な世界の平和を実現するための、本当の視点、なすべき事がわかるよう、真実を見えないよう妨げている私達の罪を身代わりに背負って罰を受けてくださいました。
見えなかった真実が現わされたのです。

この世界を造られた神様が願っておられる本当の平和。
それは私達の想像をはるかに超えた、スリリングで大きなスケールのわくわくするものです。
状況に左右されることのない神の平和の実現は、主イエスを通して現わされます。

パウロは主イエスに出会うまで自分の正義を貫こうとして、怒りに満ちていました。
けれども主イエスは、そんな自分の偽りの正義を忍耐し、真実に気づくことを待っておられたと知りました。
パウロは主イエスの深い愛と赦しにひざまずき、心は癒され、愛に満ちた人に変えられていきました。

私達には、それぞれ与えられた使命があります。
その使命は主の教会をとおして示されていきます。
イエス様は、あなたをとおして本当の愛と平和を実現したいと願っておられ、あなたが気づいてくれるのを今日も待っています。
主イエスの愛に満たされて、今日もあなたにしか歩めない人生を歩んでいきましょう。


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