本当の居場所

 " 私たちの主イエス・キリストの父である神がほめたたえられますように。
神はキリストにあって、天上にあるすべての霊的祝福をもって私たちを祝福してくださいました。
すなわち神は、世界の基が据えられる前から、この方にあって私たちを選び、御前に聖なる、傷のない者にしようとされたのです。"
エペソ人への手紙 1章3~4節

私達のルーツは天の父なる神様だと聖書は言っています。
私達は気づいていても気づかなくても、神様の御手によって母親の胎内に入る前から造られました。
それだけでなく、私達の誕生はこの世界が始まる前から神様によってもう決められていて、やがて様々な問題や出来事をとおして自分には自己中心という罪がある、ということを知って、イエス様の十字架の赦しを受け取り、聖なる神の子とされるご計画をしているのです。

と聞いても「自分にはピンと来ない」、「神様知らないし」、「そこまではちょっといいかな」と思われる方もいると思います。
けれども、人にはみな認識している得意分野以外に、まだ発揮できていない“潜在能力”があることが証明されています。
神様に造られたあなたに、気づいていないあなたの人生の目的があり、そのために必要な能力も備わっているとしたらどうでしょう。
知りたいと思いませんか。

アンデルセンの童話「みにくいアヒルの子」は、生まれた時から他のアヒルと違うみにくい姿のヒナが、周りから馬鹿にされ辛く当たられ、とうとう家族の元を去りますが、どこに行っても周りから辛く当たられて冬を過ごします。
やがてヒナは白鳥たちに出会い、水面に映る姿を見て、自分は本当は白鳥であったことに気づきます。

ヒナが一番辛く感じたことは、疎外感だったのではないか、と思います。
ここには自分の居場所がない寂しさ、辛さを抱え、「どこに行けば本当の自分の居場所があるのだろうか」と探し求めていたのだと思います。

私達は、自分を造られた神様に出会うとき、自分の本当の居場所、神の子であるルーツを知ります。
自分が生きるべき本当の目的を知り、そこに生きる時、初めて生き生きと喜びに満ちた人生を歩むことが出来ます。
目的に向かって努力することが楽しくて、どんな問題に直面しても必ず神様が解決してくださる、と確信をもって対処することができ、周りの人と祈り合い、支え合って一緒に歩む人生が用意されています。

あなたの本当の居場所は、神様にあります。
あなたを造られた神様が今日もあなたを待っています。



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