先だって進まれている

 "主ご自身があなたに先立って進まれる。
主があなたとともにおられる。
主はあなたを見放さず、あなたを見捨てない。
恐れてはならない。おののいてはならない。"
申命記 31章8

いま私達は、今まで当たり前のように思って行ってきたことが出来ない日常を体験し続けています。
先の見えない道を歩んでいるかのように感じています。

けれども、たった一つ言えることは、神様は全てを見通され、私達の先に立って、私達には見えない先に用意されている光に向かって、私達を導いてくださっている、ということです。
神様と共に歩む道は、途中どんな道のりがあっても行先が変わることはありません。
必ず到着します。

アウシュビッツ収容所から奇跡的な生還を果たしたユダヤ人の精神科医ヴィクトール・フランクルは「生きる意味は自ら発見するものであり、苦しみは真実への案内役」という言葉を残しています。
いわれのない憎しみと過酷な労働、この先の不安、収容所内ではチフスが流行り、悲惨な状況にありましたが、その中でも美しい夕日に感動したり、ユーモアを楽しむことを忘れなかった人達がいました。
どんな場所にいても美しい景色を見せてくださる神様が、必ず自分達を守り導いてくださる、と信じていました。
フランクルが著書に記録した彼らの姿を通して、今もたくさんの人達が励まされています。

永遠に至る神の御国に向かって、どんな状況の中にあっても私達は今日も歩んでいます。
全能の神、万軍の主である神様がはっきりわかるよう祈り求め、自分の生活に具体的に介入してくださる神様を体験させていただきましょう。

今日も私達に先立って歩んでくださる神様に信頼して、それぞれの場所で共に生きていきましょう。






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