まいにち新しく

 "ですから、だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。
古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。"
コリント人への手紙 第二 5章17節

私たちにとって変わらないように見える毎日は、あとで振りかえってみると、その時その時に体験する大きな変化に向かって歩んでいたことがわかります。

夢中になれる趣味との出会い、進学や就職など人生の転機への導きなど嬉しいこともあれば、今も東北に傷跡を残している東日本大震災のような悲しい出来事…

けれども、その変化の後も、そのままではなく、新しくされています。
震災後の出会いをとおして、現わされた神様の導きによって、この教会は誕生しました。
神戸出身の私が、遣わされたこの地は、地域の温かい人柄と美味しい食べ物、可愛い子ども達とのかかわりを通して、本当に幸せな毎日が与えられています。

私たちは、いつも神様の用意されている新しい明日に向かって歩んでいます。
目の前の不安や苦しみ、悲しみは、完全に、とは言えないかもしれませんが、やがて過ぎ去っていきます。
切なさの中にも、優しい思い出が広がっていきます。

状況ばかりではありません。
私たちは、神様の愛の御手によって、まいにち新しくされています。
昨日とまったく同じ今日はありません。

ローマ政府の支配のもと、絶望の淵に置かれていたイスラエルに、そっと誰にも気づかれないような家畜小屋の飼い葉おけで、人類の救い主キリストが誕生されたように、私たちが気づいていない場所から神様の助けと導きは始まっています。

気のせいでも思い込みでも、自己暗示でもありません。
何千年も前から預言されていたことが、その通りに実現した歴史が保証しているからです。

私たちをまいにち新しくしてくださる神様の恵みの御手に守られて、共に新しい明日に向かって歩んでいきましょう。








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