ぶれない人生

 "あなたは、永遠のいのちのことばを持っておられます。"
ヨハネの福音書 6章68b節

イエス様は、ご自分のことを天から下ってきた生けるパン(ヨハネ6:51)だと言われました。
私たちが生きていくためパンを食べるように、毎日みことばを土台に生きるなら、永遠のいのちを持っておられるイエス様と出会えます。

でも永遠のいのち、と聞くと、いろいろ辛いこともある毎日が永遠に続くのはちょっと、と思う人もいるかもしれません。
けれども、永遠のいのち、というのは、今の状況が永遠に続く、という意味ではないんです。
永遠のいのちのことばを受け取った人がどんな状況でもどんな時でも、ぶれることなく正しい判断が与えられ、永遠に向かって人生が建て上げられていき、やがて、全てのしがらみ、重荷から解放されて、神様と共に最高に幸せな永遠を生きることができることです。

ユダヤ人で神を信じる信仰者だった医師のヴィクトール・フランクルは、アウシュビッツ収容所で極限の苦悩を経験する中、著書「夜と霧」でこのような言葉を残しています。


「強制収容所での生活を送った私たちには、忘れられない仲間がいる。
誰もが飢えと重労働に苦しむ中で、みんなにやさしい言葉をかけて歩き、ただでさえ少ないパンのひと切れを身体の弱った仲間に分け与えていた人たちだ。
そうした人たちは、ほんの少数だったにせよ、人間として最後まで持ちうる自由が何であるかを、十分私たちに示してくれたのだ。」

与えられた今日も、永遠に至るいのちのことばに守られて、ぶれることのない人生を一歩ずつ歩んでいきたいと願います。







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